ある動物保護施設の活動~命の選択作業(1/2)_第1話
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動物保護施設から犬・猫の里親になろう!:真の動物愛護について考える_第1話はある動物保護施設の活動~命の選択作業(1/2回)についてです


アニマルシェルターのスタッフの皆さんの想いとは…(1)

元供血犬のウッシーに優しい里親さんがみつかりました
こちらの記事は、弊社が応援させて頂いておりますアニマル・シェルター「ライフボート」さんの記事です。

皆さんは保護施設から犬や猫を引き取ることがあっても、施設の職員さんの活動や想いまでは知る機会が
少ないかと思います。本ページでは(元)副代表さん、スタッフさんとお話をさせて頂いた内容をご紹介させて
頂く事で、より保護施設を身近に感じて頂ければと考えています。

 ● 犬と猫のためのライフボートさん【元供血犬のウッシーに優しい里親さんがみつかりました ペットのお薦めコラム




ライフボートさんのポリシーとは

NPO法人犬と猫のためのライフボート~子犬子猫の里親募集中~ 

実際に施設訪問することになった際には、かなり緊張しました。
自分が想像する、アニマル・シェルターのそれと、実物はどうなのか・・・
欧米で見た、施設とどのような違いがあるのか・・・と反面どきどきしていました。

そして実際に訪問し、副代表の方とお話が進むにつれ、彼らが直面している厳しい現実を思い知らされる
事となりました。

ライフボートさんは常勤スタッフさんとボランティアスタッフさん達の手によって運営されていますおそらく、
アニマル・シェルターで働く人のほとんどは「動物が大好きだから」。
という動機を持ってはじめられている事と思います。
しかし、そこには動物が好きならばなおさら辛く感じないわけはない・・という現実があります。

副代表の方はいいます。
 「私達が一番辛いのは、行政施設(保健所)に行き、命の選別をしなければいけない時です。
 私達が救える命の数には限りがあります。収容数、予算、様々な理由から、すべての保健所の動物達を
 連れて帰ってくることはできません。
 だから、より、里親さんが見つかり易い命を選ばなければならないのです。」

ライフボードさんは、あえて、雑種の犬猫を選別することをポリシーとしています。それは、
  「血統書付の犬猫であれば、譲渡される確立も高いし、他の団体さんが、引き取って保護してくれる
  確立が高い。だから私達は敢えて、救出率が低い雑種に目を向けています。
  それに雑種というのは、犬や猫を飼う醍醐味とうか・・・色々な性格がいるし、素朴で、
  何か面白いんですよ。」と。
その話をされた時、副代表さんはとても優しい、穏やかな顔をしていました。

保健所に犬猫を保護しに行く時、その檻の中で、確実に翌日には処分されるであろう動物達の眼を
前にして、譲渡される確立の高い犬や猫を選ぶ。

そして、残された動物達を後にする時、そんな夜は眠れず、いたたまれない気持ちになるそうです。
朝を迎えたら、あの犬や猫は殺されてしまうんだな・・・
選んであげられなかった事の罪悪感に苛まれるそうです。

実際に、そういう辛い現実に直面し、スタッフの多くが1年と
持たずにやめていってしまう方が多いとも。

動物が好きで、助けたくて、そういう現場にかかわりたいと
願った人ならば、恐らく、商品として、在庫として、より回転率の
良い命を選別しなければいけない。
ある程度情を抑えて、業務に徹しなければならない側面がある。
それは非常に辛いものであると同時に、自分のアイデンティティ、

価値観というものに、否応無しに直面し、何が正義で、何が正義でないのか・・そんな葛藤が常に心と
頭の中でぐるぐるしているに違いありません。

実際に副代表の方も、そんな事が度重なるもので、不眠症や、自立神経失調はしょっちゅう。
そんな中でも、やめてしまったら、すべてが終わり。焼け石に水。と冷や水を浴びせられても、続けること。
認知されるよう、目的を見失わず、情だけに流されず、理性を持って続ける事が大事とおっしゃっていました。

また、
 「保護された子犬のうちの3匹に1匹の割合で、パルボウィルスが原因で命を落としてしまうんです。
 そうするとスタッフが落ち込むので、私も見ていて辛いんですよ。」

と、彼女は続けます。
救った命を、健康状態に戻して、やさしい里親さんと引き合わせてあげる。
これが目的ならば、その命が目的半ばに絶えてしまう事も、非常に辛いことだろうな。と思います。 ~つづく



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